テーマ: 看護部より
EMMAとALICEについて
五月と言えば、「風薫る季節」なんて言われますが、春から夏への通過点、新緑や花々が彩りを増す爽やかな感じが良いものですね。
また、「平成」から「令和」へ時代が移り変わって、気持ちの面でも新スタートという感じです。昭和、平成、令和…3時代を生き抜いたというだけで凄みがありますが、そのうち昭和生まれというだけで、驚かれる時が来そうです(笑)
そろそろ本題に入りたいと思います。
前回ERA(子宮内膜着床能検査=エラ)についてブログを書かせて頂きましたが、今月はEMMA(子宮内マイクロバイオーム検査=エマ)・ALICE(感染性慢性子宮内膜炎検査=アリス)について書こうと思います!
「健康には腸内フローラが大事!」なんてよくテレビで見ますね。私も最近、健康のために乳酸菌!意識をしてます☆
その乳酸菌、子宮内にもいて着床や妊娠の維持に大きく関わっている事が最近分かってきました。EMMAはどんな細菌がどのくらいいるかをみる検査になります。乳酸菌のような善玉菌が優位な状態であれば問題ないですが、悪玉菌が優位になっていたり、もしくは何も菌がいない場合は治療することで子宮内環境を整えることができます。
ALICEは細菌感染によって子宮内に炎症が起こっていないかをみる検査になります。もし、炎症が認められれば、出てきた病原菌に対して抗生剤や乳酸菌製剤などを使って治療していきます。
健康にも、妊活にも乳酸菌って大事なのですね。乳酸菌を取るように意識してから、乳酸菌のエサになるオリゴ糖を取るようにしています。加熱にも強いとのことで、家では調理の際に砂糖ではなくオリゴ糖を使用するようにしています。乳酸菌を取って、育てる!これからも続けていきたいです☆
脱線しましたが、EMMA・ALICEはセットの検査となります。一つの検体でERAも見ることも出来ます。もしご興味があればパンフレットがございますので医師や看護師にお声かけください。
看護部