皆さんこんにちは。いかがお過ごしですか?
私は先日第19回JISARTシンポジウムのオンラインセミナーに参加しました。
ところで、皆さんはJISARTって言葉を聞いたことがありますか?
実は、私は生殖医療に携わるまで知りませんでした…。
JISARTは「安心と安全と満足を実感して頂ける生殖医療を提供する」ことを理念に2003年に設立された組織です。当院でも加入しており、JISARTによる定期的な勉強会や相互審査、情報共有などを行いながら、日々生殖医療の知識をアップデートし、技術を磨いております。現在全国で31施設が加入しております。 JISARTは社会的にも認められている組織ですので、JISARTに加入している当院に通院している皆様はお目が高いです(笑)
今回のシンポジウムでは、JISARTの設立~今後の展望、JISARTの魅力、さらには精子・卵子提供、ART出生児の長期予後など生殖医療従事者として必要な情報共有が行われました。どの内容も時代の流れに沿ったもので大変勉強になりました。
その中で精子・卵子提供における告知と出自(自分がどうやって生まれてきたか)を知る権利について学びがありました。 子供への適切な時期の告知がポイントです。愛着形成される3歳までの間に話すことが推奨されています。 告知が思春期以降になると、精子・卵子提供で生まれたという事実よりも、隠されていたという事に対してショックを受けるとの事でした。
悩ましい内容ですが、子供に配慮した適切な選択ができるといいですね。
私たちが学んだ知識や情報について皆さんに還元し、治療を継続するうえでの力になれるよう励んでまいりますので、今後ともよろしくお願い致します。 何か質問や悩んでいることがあれば、いつでもお伺いしますのでお声かけくださいね。 看護部