患者さまの声

スタッフブログ

こんにちは、看護師の横尾です。

10月1、2日に神戸で開催された「第19回日本IVF学会学術集会」に、理事長ほか、スタッフ4名で参加してきました。
この学会は、IVFに関する研究の発展・知識の交流を図り、医学の進歩を目的としている学会です。
今回のメインテーマは「ART NEXT GENERATION 」
その内容は、ARTにおける甲状腺機能評価の重要性、配偶子系列遺伝子治療の幕開け、現代社会が求める生殖看護に関わる看護師の役割、中国における不妊治療の現状等々、約60題の発表がありました。

みなさんに直接関係する発表として、BMIとART臨床成績の関連性がありました。
痩せ(BMI20未満)、肥満(BMI25以上)の人は、流産率に関連性はないけれども、妊娠率を低下させてしまうという発表でした。
食欲の秋、食べ過ぎは要注意!
これを機会にウォーキング等を始めてみてはいかがでしょうか。
私自身ちょっと耳が痛い話ですけど、一緒に頑張りましょう。
目指せ標準体重です。

また、精液所見における季節変動と媒精方法別の受精率の関係の発表では、精液量、精子濃度、総精子数は月毎に大きな変動はないのですが、冬は運動率が低くなり、高速運動率、正常形態率、体外受精の受精率は高くなるという報告がありました。外気温の変化により、からだや精液持参時の精子に、影響を及ぼすのだそうです。
これからの寒くなる時期、精液持参の方は、ハンドタオルにしっかり包んで持参してくださいね。

来年のIVF学会は、当院理事長が大会長となり仙台にて開催されます。

dsc_0255 これからもたくさんの学会に参加し、みなさんのお役に立てるよう努めたいと思います。

日に日に寒くなってきています、からだに十分気を付けてお過ごし下さい。


看護師 横尾