患者さまの声

スタッフブログ

皆さんこんにちは!看護部です。
4月といえば桜ですね。仙台市は4/5に開花、4/10に満開宣言が出されました。昨年より6日遅いが、平年より6日早いとの事です。当クリニックの近くの榴岡公園は桜の名所の一つとして、多くの花見客で賑わいます。毎年、暖かくなったら急に冷え込むことはありますが、今年は満開宣言が出てすぐに雪が降るなど、まさに「桜隠し」でしたね。雪が乗った桜もなかなか綺麗ですが、桜にとっては試練の雪でした。まだまだ寒暖の差があるので皆さん体調に気をつけてお過ごしくださいね。そろそろ本題に入りたいと思います。

最近お問い合わせの多いERAについてお話ししたいと思います。
良好胚を移植したのに着床に至らない方、着床に適した時期を知りたい方、胚移植を行うタイミングを把握したい方にて当院ではERA(子宮内膜着床能検査=エラ)検査を行う事が出来ます。
ヒトには「着床の窓」があると言われています。

「着床の窓」とは、胚(受精卵)が着床出来る子宮内膜の受け入れ可能な時期のことで、通常は月経が始まってから19日目頃と言われています。 しかし、この「着床の窓」に個人差があることが分かってきました。いくら良好胚を戻してもいてもなかなか妊娠できない方は着床の窓が関係しているのではないかといわれています。
ERAは、移植と同じ状況を作り、移植日となる日に子宮内膜を取って検査します。検査会社の統計結果から、検査を受けられた患者様の30%位の方がずれているとの結果が返ってきているとのことです。
検査ご希望の場合、検査の時期と結果を待つ期間を設けなければならないので移植周期を1~2周期見送る必要があります。検査料金も発生するため、検査するか悩まれてご相談頂くこともあります。

当院では、2018年4月頃から検査を導入していますが、着床の窓がずれているとの結果が返ってきている方もいます。
患者様からは、「ずれていないに越したことはないけど、今までうまくいかなかった原因が分かって良かった」との声も聴かれています。
また、ERA検査は1つの検体で一緒にEMMA(子宮内マイクロバイオーム検査)・ALICE(感染性慢性子宮内膜炎検査)を受けることも出来ます。そちらについてはまた次回お話ししたいと思います。

検査についてのパンフレットもご用意しておりますので、詳しく聞きたい方は医師や看護師にお声かけください。
看護部