テーマ: ラボより
凍結物の移送について
🌄あけましておめでとうございます🌄
医療技術部です。
今月は問い合わせが増えている移送についてお話しします。
ありがたいことに当院で受精卵、精子、卵子を凍結保管して、
治療している方はたくさんいらっしゃいますが、
仕事の都合等で通院が難しくなることもあると思います。
(転勤等、大変ですよね…)
日本は世界一体外受精を行っている国ですので、
体外受精の治療が出来る施設は沢山あります。
ということで近隣の通いやすいところに凍結物を移動できます。
↓詳しくはこちら↓
当院から他院への移送を
お考えの方へ
もちろん、宮城県や近隣県に引っ越してきた方の凍結物も引き受けます。
当院の凍結規定に則って保管を行います。
↓詳しくはこちら↓
他院から当院への移送を
お考えの方へ
国内は、ほぼ移送可能だと考えられますが、
施設間の違いで受け入れ不可の場合もございます。
(移送を受け入れていない施設もあるかもしれません)
また、当院の凍結規則から外れる方は当院には移送できません。
当院への移送をお考えの方は凍結規則を必ず一読してご確認ください。
海外の場合は当院へ直接ご連絡ください。
移送が出来る状況かどうか判断します。
ここまで書いておきながら、安易におススメしません。
移植日と前周期の2日だけ当院に来院し移植の処置が可能です。
ただし近隣の体外受精施設の協力が得られればですが。
当院に受精卵は保管しておいて、
近隣県や東京都・埼玉県等から移植のために通院される方もいらっしゃいます。
移動中に凍結物が損傷してしまった事例もあるので、
動かすリスクも承知いただかなくてはいけません。
実際の移送の工程は
1.移送先の確保(移送元での搬出手続き)
2.運搬容器の確保
3.日程調整
4.移送
という流れで行います。
どこかで必ず当院に来院して移送の最終決定をして進めていきます。
当院にかかる料金は2万円~7万円位です。
なお、基本的にはご自身で移送していただきます。
(乗用車と筋力があれば誰でも運べます)
遠方で厳しい場合には細胞輸送の専門業者を利用していただくと良いかと思います。
また、移送完了までには大体1ヶ月程度かかります。
当院や移送先・移送元の状況次第で何ヶ月も待つ場合もございます。
“凍結期限まで(ぎりぎり)に早く移送したい“
とたまに請けるのですが厳しいことが多いです。
大切な凍結物をぞんざいに扱えませんし、
移送が立て込むと日程の希望が通らないことも多々あります。
(余裕を持ったお手続きをお願いします)
引っ越しの予定がある方や転院の希望等で移送をお考えの方、
受精卵をどうすればよいのかお悩みの方は
一度当院HPの問い合わせフォームからご相談ください。
本記事のリンクもしくはHP下部の
「移送に関するお問い合わせ」から入力フォームが開けます。