ここ1-2年啓蒙活動中の精子持参に関する話をしようと思います。
受精卵が、着床し、妊娠する。
“妊娠するには受精卵の質が大事”でも
“受精卵の質=卵子の質”って勘違いしていませんか?
(卵という漢字に惑わされがちでは…?)
“受精卵の質=卵子と精子の質”です。
卵子と精子という二つの細胞が融合したものが受精卵です。
近年は精子に目を向けて、盛んに研究されています。
結論から申し上げますと“精子は寒さに弱い”です。
より良い受精卵を獲得し妊娠に繋げるために、
冬の時期、精子を冷やさない(外気に曝さない)工夫が必要です。
↓詳しくは岸田♂が書いた過去記事を見てみて下さい。↓
「精子は寒さに弱い?!」
「精子を冷やさないために」
とにかく冷やさないように!
冷やせば冷やすほど精子の質は落ちてしまうかも…?!
でも正直、排出されているものって考えると、
あまり大事に扱えないかなと思います。
今回の記事は精子を身近に感じてもらえるように頑張ろうと思います。
↓とりあえず、こちらが精子です。↓
ちなみに原精液というのは射精された精液のことで、
おたまじゃくし形の細胞が精子です。
泳いでいるような動き、かわいいですね。
こんなに元気でかわいい精子ですが、温度管理を誤ると元気な精子が動かなくなります。
…可哀想!
凍傷って聞いたことありますよね。
精子も凍傷になると想像して下さい。
精子は自分で熱を作れないので外気温の変化に敏感です。
冷やしたらすぐ凍傷になり、加熱したらすぐやけどします。
…繊細!
我々は精子を保温し、外部の温度変化から守ってあげなくてはいけません。
手がかかる子ほどかわいいですが、
温度管理が大変そうな気もします。
我々が快適に過ごせる温度から体温くらいに保温できればOKです。
しかしながら岸田♂の記事によれば、保温に優れているものはスープジャー一択。
あとは、人肌で温めるしか今のところ思いつきません。
少し面倒だと感じる方は、SEED PODを使用してみてください。
(購入が必要ですが…)
しかし、SEED PODで持ってきても、
精液カップがひんやりしている方も実は多いです。
精子がひんやりしてしまっていたら、残念ながら使い方が間違っています…。
SEED PODの使い方のポイントは
@Linkアプリの動画または過去ブログで紹介していますので、
↓参考にして下さい。↓
「精液保温容器取り扱い
方法のポイント」
SEED PODは保温の機能しかありません。
精子(我々)にとって快適な温度にしておくことが大事です。
暖房が入っていない冬の朝、室温は快適に過ごせる温度でしょうか?
もちろん否。(暖房をケチっている私の部屋が極寒なだけかもしれません)
想像してみてください、寒い部屋の冬の朝、最も快適なところは…
そう…布団の中…。
SEED PODは布団の中で温めてから使用するのがお勧めです。
こたつ、湯たんぽ、カイロ、熱湯などは手っ取り早く加熱できますが、
人肌以上に熱されて、精子がやけどしてしまう可能性があります。
SEED PODを温める目的では使用しないで下さい。
ということで、精子が力を最大限発揮できるように、
精子を愛で慈しむ心を持っていただけると幸いです。