ブログカテゴリー: ラボより

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知られざる院内新聞


当院には不定期に発行される院内新聞が存在します。

その名も、ラボ通。

実はこのラボ通、
培養室から他部署へのニュースレターとして誕生し、
他部署のスタッフへ情報発信をしています。
(培養室スタッフしか入室できないラボは、院内でも謎多き部署のようです)

その中でも、一押しのコーナーがこちら

「おしえて!たくまん」


たくまんこと
某パンツブログの培養士・岸田が担当するラボコラム。
☞某パンツブログはこちら!【精子力を改善しよう】


なかなか難しい培養関係の用語や、ポイントなどを
分かりやすく解説してくれます。

当初から患者さん向けにお出ししてもよいのでは?と
そわそわしていましたが




ついに!




ラボブログでおしえてたくまんを不定期連載いたします!


乞うご期待^^



培養室 戸内

先日、千葉の幕張で行われた
第36回日本受精着床学会総会・学術講演会に参加してきました。海の近くだからか、気温の割には暑さを余り感じず、快適に過ごせました。
今回、ラボからは3人の培養士が参加しましたので、その内容を簡単にご紹介します。

ひとつ目は、外気温の変化が精液所見と体外受精に与える影響についてです。

冬の寒い時期、体外受精で提出された精液カップを受け取ると精液カップがとても冷たく感じることがありました。
実は、精子は高温や低温に弱いということが研究により明らかになっています。精液カップが低温になっているということは、精液が冷え、精子の状態や受精卵の成長にも影響があるのではないかと考え検討してきました。

その結果、冬季(12月~3月)では夏季(6月~9月)に比べ、精子の運動率(*1)と良好胚盤胞発生率(*2)が低いことが分かりました。
(*1)精子の運動率・・・精液中の動いている精子の割合
(*2)良好胚盤胞発生率・・・細胞の数や密度が良好な胚盤胞に育った割合


当院では院内のメンズルームを利用して精子を提出していただくことも可能ですが、お仕事の都合やメンズルームの部屋数も限られており、ご自宅で採取し持参される方も大勢いらっしゃいます。
現在、精液を冷やさずに提出できる方法を模索中です。

ふたつ目は、
受精卵を培養するお皿(Well of the Well(WoW) dish)についてです。
現在当院では、1個のお皿の小部屋で受精卵を一つ一つ個別に培養しています。
WoW dishというのは、一つの部屋で受精卵を個別認識しつつ、集団で培養することができます。


1つの部屋で複数の受精卵を培養すると、お互いに良い影響を及ぼすといわれているのですが、発育が良くない胚と一緒に培養すると逆に悪い影響があるのではないかと考え研究を行いました。
検討の結果、発育の良くない胚を一緒に培養しても影響がないことが分かりました。今後も受精卵にとってより良い培養方法を目指して改善していきたいと考えています。

最後はIVMについてです。
一般的な体外受精治療では、体内で卵子を受精準備のできた状態(成熟卵)にまで育ててから、採卵し、体外で受精させます。
一方でIVMは、まだ受精準備のできていない若い卵子(未熟卵)を採卵し、体外で成熟卵に育ててから受精させる方法です。当院ではDr.が必要と判断した患者さんにIVMをお勧めしています。

体外受精の治療内容の違いによって、出生児の体重などに影響があるという報告があることから、今回は一般的な体外受精治療によって生まれた児IVMによる出生児の状況を比較しました。その結果、それぞれの出生児の状態に違いはみられませんでした。


学会に参加することで、新しい技術や情報を得て、今後の治療に活かしていければいいと思っています。

培養士 結城


6月上旬に「日本不妊カウンセリング学会」に参加してきました。

この学会では、広く妊娠・出産や不妊に関する適切な情報提供を行っています。

またそれとともに、不妊で悩んでいるカップルが最適の治療を選択できるようカウンセリングの普及も目的としていて
「不妊カウンセラー」「体外受精コーディネーター」
の認定資格があり、医師・看護師や心理士だけでなく
培養士や鍼灸師も会員となっています。

実は当院でも、
不妊カウンセラーの資格をもつ看護師
体外受精コーディネーターの資格をもつ培養士
が活躍していますよ!


当院では卵や精子、体外受精技術について
医師の補足説明を培養士が担当しています。
当院のこれまでのデータや、最近の学会等での報告を基に
お一人お一人に合った補足説明をさせていただいています。

ですが、受精卵の状態は患者様によって様々。

受精の方法・培養の方法・移植の方法など
治療選択に迷われる方が大勢いらっしゃいます。


とあるアンケート調査によると
「体外受精治療に進む7割の方が培養士の存在を知っており
そのうち8割の方が、クリニック選択にあたり
培養士の技術レベルや患者対応を基準としていることが分かった」
との報告がありました。

培養士は技術職!と言っていいほど
卵や精子への負担を最小限にした
ベストな操作や管理ができるかが重要です。

そして赤ちゃんになるもっともっと前の命を
取り扱う人間としての責任感
また、これから体外受精に進む不安を抱えている方が
すこしでも安心できるような人間性も重要ではないかと思います。



当院は他のクリニックに比べ
比較的多くの男性培養士が活躍しています。

不妊治療というと

患者様=女性
スタッフ=女性


というイメージがあり
私自身も若かりし頃は気が引けることがありました。
最近は以前に比べご主人様とお話させていただく機会が多くなった気がします。

培養士の指名制は残念ながらありませんが(笑)
若く見えるスタッフでも(アンチエイジングの賜物!)
しっかりと責任を持って対応させていただいております!
気軽にお声掛けくださいね(^^)

最善の治療と納得のいく選択となるよう
技術はもちろん
少しでも患者様の不安を軽減できるようなサポートができるように
精進してまいります。


医療技術部 菊地


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  “ラボ”   “培養士”


IVF治療に進んだ患者様とはお話しする機会がありますが
なかなか表舞台に立たない、ラボの戦士「培養士」たち。
実際どんなことをしているのか詳しくは知られていないのではないでしょうか。
私たちアシスタントも配属当初は未知の世界でした\(◎o◎)/

しかし、日々勤めていると自然と学び、興味がわいてくるもので・・・
今ではすっかり培養士のトリコです(〃艸〃)


そんな未知の空間“ラボ(培養室)”をちょっとのぞいてみましょう!

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ラボは清潔空間となっていて
基本的にラボスタッフのみが入室できます。

清潔な空間ですから、マスクとキャップは必須です。
マスク・キャップは培養士の戦闘服!


手洗い・消毒後、
エアシャワーを浴びて、ラボへ入室。
そして受精卵の操作などを行っているのです。


当院のラボにはこんなものも。
2F待合フロアからラボをのぞける
その名ものぞき窓!!
(そのまま!)

培養業務はタイムスケジュールに沿って動いているので、
タイミングよく操作中をのぞけたらラッキーですよ(* ´艸`)


今後ブログでは、のぞき窓からはのぞき切れないラボの姿を
今後もご紹介していきたいと思っています^^



通勤通学時間帯の地震発生のニュース。とても驚きました。
まだ余震が続いているようです。
周辺にお住まいの方、引続きくれぐれもご注意ください。

各地で度々地震が発生するたび、東日本大震災の当時を思い出します。
当時、当院は移転前。前身の「吉田レディースクリニック」として、
仙台と名取のちょうど中間あたりに位置していました。

クリニックのすぐそばには雄大な名取川が流れていますが、
津波が発生した当時は大変な恐怖でした。

当時から勤務していたスタッフの話によると、
余震が続く中、培養中の受精卵をとにかく凍結し続けたことを
今でも鮮明に覚えているそうです。


地震が起こらないことに越したことはありませんが、
万が一に備え培養室では地震対策をとっています。
今回は、その一部をご紹介しますね!


まず、培養室の機械類は固定が基本!
ロックがかかっていて動きません。


卵や精子の操作を行うクリーンベンチは、壁と固定
施工してくださった業者様の賜物です!

こちらは受精卵などを保存管理している凍結タンク。
この凍結タンク、液体窒素がたっぷり入っていてかなりの重量なんです。
震災当時も転倒しておらず、柔軟に対応できるようあえて可動式に。

災害により供給が不足することを考慮し
液体窒素は常に十二分に補充・保管しています。

電気は停電しても自家発電により電源が取れる非常電源を完備。


また当院では、激甚災害に備え避難訓練も強化し、
患者様やお預かりしている受精卵・精子を守れるよう努めています。

いつ起こるか分からない災害。
普段からの対策がいかに重要か、今一度感じさせられる日々です。


培養室 戸内


皆さんこんにちは。
昨年末に引続き、ラボの岸田理英です。

「日本卵子学会」は不妊治療業界、3大学会の1つです。
畜産や生殖工学分野からも、動物を用いた体外受精や顕微授精の研究が多く発表されます。当院からは私を含む2名が発表してきました!

一つ目は、元気な精子を集めるときに使う培養液を検討した内容です。
体外受精や顕微授精を行うとき、精子はとても丁寧に洗浄され、ゴミや雑菌を除去する必要があります。
そして、洗浄をしながら受精能力を持った元気な大人の精子を集めていくことになります。この洗浄のときに使用する培養液は、多くの会社から様々な効果が謳われたものが出ています。

今回、より「頸管内環境に近い状態を再現した」培養液が開発されたので、当院でもその効果を調べてみました。
その結果、精子の運動性や受精卵の発育は全て今まで使用していた洗浄液と同じ成績となりました。今後さらに検討を重ねたうえで当院で使用していくかを決定したいと考えています。

私の発表では、受精卵が胚盤胞になるかどうかを、早期に見極められないかを検討しました。
当院では皆さんに受精から3日目に来院して頂き、Dr.と相談しながら割れた状態の胚(6分割胚や8分割胚)を見て、胚盤胞で移植や凍結をするのか、それとも、3日目の状態で移植・凍結をするのかを決定して頂いています。
【参考:胚移植の実施と受精卵の凍結】

そのときに、胚盤胞になりうる胚をより高率に選別できるといいなぁ~と思い、ラボでは検討を重ねてきました。

その結果、
授精をすると卵子の中に現れる丸い「前核」というものが
「消える時間」と、「一番最初の分割(卵子の中身が割れること)時間」が遅い受精卵は、発育があまり良くないことが分かりました。

さらに、この2つの時間が遅い受精卵は、胚盤胞移植を行っても妊娠率が低いことも分かりました。
今後さらに検討を重ね、患者さんにフィードバックできるような体制作りを行っていきたいと思っています!

当院理事長も座長として参加しました。
座長とは、発表の司会進行訳を担うと共に、積極的に発表者へ質問をしたり、発表者の内容を掘り下げて考察をするなど、とても重要な役どころなんですよ~!

当院ラボでは、積極的に学会参加をしています。
これは、他施設での研究や新しい技術・知識を得るためでもあり、自分たちの研究について他施設と意見交換をできる場でもあるからです。
今後も、患者さんにフィードバックできる検討を進めていきたいと思います。
皆さん、こんにちは。
胚培養士の岸田理英です。
クリスマスも過ぎ、今年も残りあとわずか。
皆さんはどんな一年でしたでしょうか?
私は…今年もよく食べ、よく飲み、よく肥えた一年でした…。
▲ 今年のクリスマスディナー ▲

さて、今年最後のラボからのご挨拶を務めるにあたり、何を書いたらいいかな~と考えておりました。
患者さんの中には、私たちとの接点がまだあまり無い方もいらっしゃると思います。
私たち胚培養士は、主に体外受精や顕微授精などの治療に進まれた患者さんにお会いすることが多いのですが、それでも、医師や看護師、受付スタッフと比較すると、お顔を合わせる機会はとても少ないですよね。

そんな私たちがとても大事にしていることの一つに、
患者さんへの『お名前確認』があります。

当クリニックでは、様々な場面でお名前確認、ご本人様確認をさせていただいていますので、患者さんにとってはわずらわしく感じることもあると思います。
いつもご協力ありがとうございます。

では何故、胚培養士にとってお名前確認が重要なのでしょうか。
もちろん、最も大事なことは絶対に患者さん間違いをしてはいけないということです。

しかし、もう一つ、大事なことがあります。

患者さんのお顔を見て

『これから、この方の卵子・精子を自分たちはお世話するんだ』

という意識です。

患者さんの精子や卵子、受精卵は、患者さんからの大切な預かりものです。
「お顔も知らない相手」では、お世話をするときの気持ちにも緊張感が無くなってしまいます。

この『意識』は、先輩から教わるものではなく、胚培養士としての責任と自覚から自然に生まれてくるものだと思っています。


。。。。若干、気障で気恥ずかしいことを書きましたが。。。。。
来年も、私たち胚培養士は皆さんの力になれるよう、精進していきたいと思います!

それでは、佳いお年をお迎えください。

▼ 全然関係ないですが、私の癒しです。▼
こんにちは。培養士の結城です。
先日、福島で行われた、第55回東北生殖医学会総会・学術講演会に
参加してきました。
当院からは2名の培養士が発表しました。
福島県には訪れたことがありますが、福島市で降りるのは初めてでした。
学会が行われたコラッセふくしまでは、最上階に展望台があり、
山々を眺めながら美味しいランチを頂きました。新幹線ですぐ着く距離なので、
気軽に観光できそうだなと感じました。

発表内容は新しい精子調整用のメディウムと、
現在使用しているメディウムとの比較検討についてでした。
メディウムは様々なメーカーによって開発されていて、それぞれ特徴があります。
今回新しく使用し始めたものはPhがアルカリ性で、
体内での受精時の環境を再現することを目的に作られたそうです。
今回の検討ではどちらとも同じくらい、運動精子を集めることが出来ました。
メディウムの種類によって、運動精子の回収率や、
受精した後の卵の成長が変わることがあるとのことですので、
より良いものを使いたいと考えています。
もう一つの発表は、受精卵の第一卵割についいてでした。
受精卵が一つの細胞(1cell)から、二つの細胞(2cell)に分かれることを
第一卵割と言います。
この時、均等に分かれる場合と不均等に分かれる場合があります。
第一卵割で均等に分かれた受精卵は、
その後の発育が良好であることが分かりました。
第一卵割を見るためには、タイムラプスインキュベーターに入れる必要があります。
タイムラプスインキュベーターとは、一定時間置きに一つ一つの卵の写真を撮り、
動画の様に観察できる培養器のことです。
今後のエンブリオチェックの際に、移植胚の決定や凍結胚の決定に役立つことを
期待しています。
こんにちは。
医療技術部・胚培養士界のナナフシこと菅野です。

11月16日・17日に山口県で開催された日本生殖医学会に参加してきました。
当院からは、理事長、野田医師が参加し、泌尿器外来の菅藤医師、小林医師、培養士の山田、菅野が講演・発表してきました。
その中でも培養士の発表演題について紹介します。

『前核の出現消失時間が胚盤胞発生に与える影響』
(発表者:山田)

普通、受精卵は培養器の中で育てている為、発育をずっと見ていることができません
タイムラプスインキュベーターは、受精卵を育てながら、15分毎にカメラで撮影しているため、動画のように受精卵の発育を観察することができます
そのため、ひとつひとつ違う受精卵の発育具合を見ることが出来ます。
今回は、精子と卵子が受精する際に現れる【前核】という合図を見て、発育の良し悪しがあるのか見てみました。
すると、受精卵から着床寸前の胚盤胞という段階に発育するものと、しないもので前核(受精の合図)の出現時間や消失時間に違いがありました。
そのため、前核を詳しく見ることで、その受精卵が胚盤胞まで発育する可能性が高いかどうか予測できるかもしれません。

原精液所見が基準値以下の場合c-IVF(体外受精)は可能か』
(発表者:菅野)

通常の体外受精(c-IVF)は、精液を調整した後、元気な精子が多く集まらないと行えません
また不妊症の原因は、女性・男性に同じくらいの割合があり、男性不妊症では、体外受精の成績が下がってしまうとの報告もあります。
多くのクリニックでは、精液検査の時に世界保健機関(WHO)の正常精液所見を基準にして、男性不妊症と判断しています。
でも、この基準値以下だと本当に体外受精が行えないのか検討してみました。
結果として、程度にはよりますが、男性不妊症であっても体外受精の成績は下がらない事が考えられました。

今回は山口県開催!ということで、スタッフたちからフグ食べれるじゃん!!
と言われ期待に胸を膨らませて行ってきました。
しかし、一日中学会に追われておいしいご飯を食べる余裕も無く、
学会から出されたお弁当の冷た~いフグの唐揚げを食べて『ヨシッ!フグ食べた!』と納得して帰りました(笑)
せめて同じ部署のスタッフには、フグを食べさせたい!と思い、お土産にフグを買って仙台へ帰ったのでした。



・・・・・・・・フグせんべいですけどね(笑)

皆様、ご無沙汰しております。
胚培養士の山田と申します。

前回のブログは約1年前の投稿となりました。
次回は気楽にプライベートなことを綴ろうと思っていましたが、
日本IVF学会について書こうと思います。

9/30~10/1にかけて第20回日本IVF学会学術集会が仙台で開催されました。
当院の吉田理事長が大会長となり、スタッフ一丸となり取り組んで参りました。

そんな中、私も一般演題に申込み、発表をしました。
吉田理事長が大会長となっていたので「演題が集まらないと寂しくなるなぁ~」と、張り切って2題演題を出しました。
結果的に、演題は集まりましたが 笑

①検卵時における培養液中の温度変化について

我々、胚培養士は医師が採取してきた卵子を探すのですが、
いかに体内環境に近づけるかが重要であります。
もちろん、胚を培養している時も同じことであります。
体外に取り出すことは、温度や気相の変化が生じます。
この変化は、卵子や受精卵にとって負担が掛かってしまいます。
そこで、いかに体内温度をキープすることができるかに着目し、発表を行いました。

②酸化ストレスがマウス体外成熟培養の成熟率とミトコンドリアクラスターに及ぼす影響

基礎研究として、東北大学大学院農学研究科にて行ったものを発表しました。
胚を培養する時、酸化ストレスが掛かってしまいますが、
年齢を重ねることも、体自身に酸化ストレスが掛かります。
そこで、体自身に酸化ストレスが掛かった未成熟卵子は、
培養方法によって、どのように変化するのか発表を行いました。

そして、大変嬉しいことに基礎研究が
最優秀演題(柳町賞)に選ばれました!
学会時には運営スタッフとして携わっていたので、授賞式の時には、
学会2日目ということで、学会スタッフポロシャツで表彰状等を受取ることになりました
もちろん、初日の演題発表している時はスーツでした!

我々、胚培養士の業務はまだまだ改善する所があり、
患者さまからお預かりした卵子、精子、受精卵を
いかにストレスなく管理することが重要です。
ほんの些細な事でも、不可逆的なこともあるので、気を付ける必要があります。
また、生殖補助医療技術は基礎から応用されている技術でもある為、まだまだ基礎的な研究が必要だと考えられます。
今後も、少しでも患者さまのご期待に添えるよう励んで参りたいと思います。

次回こそは、“私と宮城県”をテーマに、フランクなブログを書きたいと思います。

お楽しみに!!