ブログカテゴリー: 看護部より

皆さんこんにちは、看護師の田中です。

仙台も梅雨入りしました。天気予報によると、梅雨入りしても猛暑が続くようで身体にとっては負担な気候ですね。お互い体調管理には気を付けましょうね。

私は梅雨入りする前に、冬用布団やカバーを洗いまくりました。
4回も洗濯機を回しました(笑)

先日、山形のだしを作りました。
各家庭で材料や味付けが違いますが、我が家のレシピを紹介したいと思います。

材料

きゅうり    2本
なす      1本
ミョウガ    3本
玉ねぎ     1/2個
大葉      数枚
オクラ     5本
味まるじゅう  適量
七味唐辛子   適量

野菜の種類と量はお好みでどうぞ~

きゅうり、なす、ミョウガ、玉ねぎ、大葉、オクラはみじん切りにします。なるべく細かい方が美味しいです。
全部みじん切りにしたら大きなボウルに入れて、納豆昆布と七味唐辛子をお好きな量だけ加えて、混ぜ合わせます。

我が家の山形のだしは、納豆昆布がないと始まりません。置いてないスーパーもあるので、静岡の妹は、わざわざ山形から納豆昆布を送ってもらってます。
粘りが出て美味しくなります。

保存容器に詰めたら、味まるじゅう:水=1:1にしたものを野菜が浸るくらいまで入れます。
濃さは、お好みで合わせてくださいね。

味まるじゅうって何?って思った方もいらっしゃると思いますが、山形の醤油です。
芋煮を作るときも味まるじゅうを使います。
ちょっとしたこだわりです。

ちなみに、きゅうりは、ビタミンCを破壊する酵素・アスコビナーゼが含まれていますが、酸がこの働きを抑えます。酢と一緒に摂ることで効率よくビタミンCがとれます。
なんと、納豆昆布には、醸造酢が入っているので、栄養学的にも理にかなっていると言えます。
夏野菜は、「夏バテ防止」「熱中症予防」「利尿作用」「紫外線対策」等様々な効果があります。
また旬の野菜は栄養価も高く必要な栄養素が沢山入っています。

お互い、その時期の旬の食べ物を味方につけて、元気いっぱい過ごしましょう。
皆さん、こんにちは!看護部です。

暑い日が続いたと思ったら、気温が下がり肌寒くなり…寒いと思っていたら、また気温が上がりと…この時期は何かと不安的ですね。
やはり梅雨があけるまでは油断禁物ですね。
コタツを片付けてしまった事を後悔する今日この頃です。

それでは、本題に入りたいと思います。
今回は、慢性子宮内膜炎検査(CD138慢性子宮内膜炎検査)についてお話していきます。

既に検査を受け治療を受けられた方がたくさんいらっしゃるので、知っている方も多いと思います。

慢性子宮内膜炎とは、子宮内膜の基底層の持続する炎症であり、急性子宮内膜炎とは病態が異なり、ほとんどは無症状です。
慢性子宮内膜炎は、着床障害や反復流産の原因となりうると言われています。
炎症症状が慢性的になり、感染が持続することで、免疫活動が活発化、子宮内膜内の免疫異常や脱落膜障害を喚起、受精卵を異物として攻撃してしまう可能性が指摘されています。
原因としては、細菌感染の可能性が挙げられます。子宮内膜基底層に形質細胞(CD138陽性細胞)が複数個存在することが確認できれば、細菌感染により内膜が炎症を起こしていることが分かります。

CD138陽性細胞が複数個確認された場合は、抗生物質で治療していきます。

尚、検査の必要性については、皆さんそれぞれの治療経過や病態等によって異なりますので、医師と相談となります。
何かご質問等があれば、いつでもスタッフにお声かけくださいね。


さて、宮城県では新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言が解除され、ついつい気も緩みがちだと思います。
ですが、そんな時だからこそ、一人一人が、自分や周りの人のために気を付けることが大切だと思います。
当院でも引き続き、皆さんとスタッフを感染から守るために、感染予防策を講じていきますので、一緒に頑張って行きましょうね。

看護部より
こんにちは、看護部です。

4月は、心機一転、新たな気持ちでスタートというイメージですが、今年はそうは言っていられない状況ですね。
新型コロナウイルスが猛威をふるい、世界的に危機的状況と言えます。
日本でも、感染者が増加しており、不安感・危機感が高まっています。
そういう中で、「お湯を飲むと良い」「トイレットペーパーがなくなる」といったデマが拡散したり、食材や日用品の買い占めが起こったりと、不安が不安を呼ぶ、負の連鎖が生まれているといえます。
ただ、人間は不安や恐怖といった感情があることで、命を守る行動につながるので、必ずしも負の感情は悪い面だけではないと思います。
現状を乗り切るには、正しい情報を見極め、冷静に着実に対応することが大切だと感じます。

マスク着用
手洗い・うがい
アルコール消毒
三密(密集・密着・密閉)を避ける
ソーシャル・ディスタンス(社会的距離);1.8~2m離れる
手で目や口、鼻等の粘膜に触らない
外出は必要最低限にする


など…お互い自分に出来る最善の方法を実践し、自分と周りの大切な人たちの健康と命を守っていきましょう。
ホームページ「Topics」でもご案内している通り、当院では、大切な患者様とスタッフを守るために、出来る事全て全力で取り組んでいる状況です。
ご不便をおかけすることもあるかと思いますが、ご協力の程宜しくお願いいたします。
皆さんこんにちは!看護部です。

前回は妊活における運動の効果について述べました。
今回は運動を継続する上での心構えに重きを置いて述べたいと思います。

インターネットや本などで、妊活に効果的な運動について目にする機会があり、実際に実行に移したり、参考にしたりしている方も多いかと思います。
継続出来ている方もいれば、三日坊主になっている方もいろいろだと思います。

運動は継続してこそ効果が出やすいです。

いつも頑張っているのに、なかなか継続することが出来ず悩んでいる方は、この機会に考え方を変えてみてはいかがでしょうか。

運動問わず、物事を継続するにはコツがあると言えます。

以前の私は、運動不足解消目的に「毎日ランニング20分する」「腹筋・背筋100回ずつする」「YouTubeを見ながらヨガを毎日する」など、様々なことにチャレンジしましたが、三日坊主がいいところで、一日坊主のことも多々ありました。
継続出来なかったのは、かなり飽き性な性格もあったと思います。
そんな私の今の目標は、前にも触れましたが、「毎日階段を使うようにすること」です。
飽き性の私にしては継続出来ていると思います。
稀に、疲れた時はエレベーターに甘えていますが(笑)

なぜ今回はきちんと継続出来ているのか自分なりに考えてみました。
階段昇降は、日常生活に必然的に関わっていることが大きいと思います。自宅にも職場にも程よい長さの階段があります。
また、程よい長さの階段昇降は、体力的に程よい疲労と心地よさを与えてくれます。
頑張り屋さんは、つい沢山の目標や課題を自分に与えがちですが、それだと途中で挫折しやすいと言えます。
習慣化するまでは、自分にも出来そうな簡単な運動から始めるのが良いと思われます。
自信の体力も踏まえて達成可能な目標を立てることが大切です。

ところで、妊活に適した運動として、ヨガやウォーキング、ストレッチなどが挙げられます。
いずれにしても、

・継続できる。
・程よい疲れ、気持ちよさがある。
・ストレスが解消出来る。
・日常生活に取り入れられる。
・自分でも出来そうな内容。

以上が運動を選択する上で大切だと思います。

「~しなければ」といった義務感も不要です。妊活中はストレスがたまりやすく辛い時期もあるので、どうせやるなら、肩の力を抜いて気楽に楽しくやりましょう。

最後に、11月のブログにて、ルナリズムのパッケージ変更についてご案内しましたが、成分等いろいろと検討した結果、従来通りボトルタイプの採用となりました。
何かありましたら、スタッフまでお声かけください。

それでは、良い一日をお過ごしください。


看護部より                               
皆さん、こんにちは。

まだまだ寒い日が続いておりますが、元気にお過ごしですか?

世間では、新型コロナウイルスが流行し、感染者の人数や病状、マスクの品薄等について連日報道されています。

マスクを着用する事も大切ですが、自分の体力を落とさないようにするのも身を守る上で重要だと思います。
ウイルスに負けないように、お互い身体も心も元気でいましょう。


さて、本日は、運動について、妊活や精神面と絡めながら話していきます。

ところで、皆さんは定期的に運動していますか?

私は、日々運動不足と体力低下を実感しております。
最近は、なるべく階段を使うようにしています。

運動には、「血流改善」「体温上昇」「筋肉量増加」「気分転換」「満足感や達成感を得られる」等といったメリットがあります。

全身に酸素と栄養を届けるのは、血流ですが、優先順位があります。
生命の維持継続に重要な臓器の優先順位が高く、卵巣や子宮への優先順位は低いと言われています。
運動をする事で、筋肉量が増加し、血流が良くなれば、卵巣への栄養を届けやすくし、排卵後の子宮内膜が着床に適した状態へと近づきやすくなります。
そのため、運動による血流改善は妊活中の女性にとって大切と言えます。

妊活中は、辛い治療や周りからのプレッシャー等様々なストレスにさらされ、精神的に不安定になる事もあるかと思います。
運動には、マイナスなエネルギーを発散させる力があると言われています。
運動自体が日常生活への刺激となり、運動に集中する事で一時的にでも嫌な感情から離れられ、気分転換になります。
運動を継続する事で得られる達成感は、自信にもつながり、前向きな気持ちになる事が期待できます。

また、脳血流量が増えることで、心に安らぎを与えるセロトニンという神経伝達物質が増加します。
セロトニンは別名「幸せホルモン」、メンタルヘルスに影響を与えると言われています。
セロトニンが不足するとストレス障害やうつ、睡眠障害の原因となりうることも知られています。
セロトニンが増加することで、精神的に安定しやすくなり、ストレスを軽減させる働きが期待できます。
精神的に辛い時期や、ストレスから体調不良に陥りやすい方にとって運動は効果的と言えます。

普段運動習慣がない方は、この機会に運動を始めてみませんか?

どんな運動なら無理なく継続出来るか、自分なりに考えてみてはいかがでしょう。

本日は、長くなってしまったので、妊活中の効果的な運動について、今後アップしたいと思います。

少しでも身体と心が健康な状態で妊活出来るといいですね。


それでは、暖かくしてお過ごしください。



看護部より
どんと祭も終わってしまいましたが・・・明けましておめでとうございます! 
皆様どんな年末年始をお過ごしでしたか。当院は1週間ほど休診とさせていただいておりました。
本年も、皆様のお役にたてますよう、様々な取り組みを行っていきたいと思っておりますので、本年もよろしくお願いいたします。


『様々な取り組み』の一つは@LINKアプリの充実です。アプリの取得はもうお済みですか?
アプリをダウンロードしていただくと、診療の予約や、当院からのお知らせなどが一目でわかります。そして、診療に役立つコンテンツを充実させるべく只今準備をしております。ぜひご利用ください!


今回は葉酸(ビタミンB12)についてお話しようと思います。

もうご存じの方も多いかと思いますが、当院では妊活中から葉酸をサプリで補うことをお勧めしています。お腹の赤ちゃんの脳や脊髄のもとになる神経管は妊娠6週頃に完成します。赤ちゃんの成長と共に神経管が閉じていき、頭側が脳に、お尻側は脊髄となります。この過程で、神経管がうまく閉じなかったためにおこる病気を神経管閉塞障害と呼び、二分脊椎が主に挙げられます。


原因は、(1)栄養因子(葉酸の不足)(2)環境因子(糖尿病、肥満、てんかん薬、妊娠前期の高熱発作、放射線被ばく、ビタミンAの過剰摂取)(3)遺伝子因子が挙げられます。
妊娠が診断される頃にはすでに神経管が完成する時期です。妊娠前から葉酸をサプリで十分に補えていると発症を70~80%低減できるとの報告があります。


また、最近の研究結果から、日本人は葉酸の取り込みがうまくできない遺伝子多型が多いことが明らかになりました。その遺伝子多型でも葉酸を十分に内服していれば、多型を持たない方と発症リスクは変わらないので日本人は特に葉酸が大事になってきます。


ちなみに、最近の研究結果で認知症にも葉酸が関わっているそうなので、年齢性別に関係なく注目のビタミンですね!


サプリを飲み始めて体に十分になるまで1か月半かかるとの報告もあるので、飲んでいない方はいつ妊娠してもいいように早めに飲み始めてください。
また、市販の葉酸サプリをお飲みの方、含有量の確認をしてくださいね。日本人女性の葉酸の推奨摂取量は、1日あたり妊活中で食事性240㎍+サプリなど400㎍、妊婦の場合は+サプリなど480㎍となっています。水溶性ビタミンなので体で維持することができないビタミンです。葉酸が400㎍以上入っていることを確認して頂くのと、時々ではなく毎日継続的に内服してくださいね。


赤ちゃんを大事に育む第一歩です。ぜひ体の環境作り意識してみてください。

看護部
皆さんこんにちは。
今年も残るところ約2週間となりました。
皆さんにとってどんな1年でしたか?


新天皇が即位し、「平成」が幕を閉じ、「令和」へと時代が移り変わりました。
心機一転、新たな気持ちでスタートを切った方もいれば、これまで通りの日常が続いている方、様々な試練の年であった方…
人それぞれの1年だったと思います。


この1年、治療の結果が思うように出ず、悲しみや不安感、嫉妬、やるせなさ…
言葉では言い表せない様々な感情に押しつぶされそうになりながらも、必死で前に進もうとしてきた方。
出口の見えないトンネルの中にいるような気持の方。
天災や環境の変化で思うように治療が進まずもどかしい思いをしている方。
友人等の妊娠・出産報告に複雑な心境になる方。
などなど…。

不妊治療をしていると気持ちが疲れてしまう事もありますよね。

来年も皆さんの気持ちに寄り添い、少しでも不安や心の痛みを和らげられたらと思います。

何かありましたら、遠慮なく声をかけてくださいね。


最後に、年末年始のご案内です。
ホームページですでに確認している方もいらっしゃると思います。
2019年12月28日午後から2020年1月3日まで休業となります。
他の検査についても期限がありますので、検査をご希望の方は早めの確認をお願いします。

それでは、よいお年をお過ごしください。


看護部より
皆さんこんにちは。先週あたりからついに朝の寒さに耐えられず、暖房器具出動させ、真冬になったらどうなってしまうのだろうと不安を覚える今日この頃、皆様いかがお過ごしですか。  

今日は、当院でお取り扱いしているサプリメント「LUNA RHYTHM(ルナリズム)」についてご紹介したいと思います。 


現代女性が短時間で手軽に「心と体の疲労」を解消させることができるサプリメントブランド「食べるヨガ」シリーズとして、不安定な月経周期や生理前の不調、ホルモンバランスの乱れなど、生活習慣に起因する心と体の不調をサポートする女性向けサプリメントが、「LUNA RHYTHM(ルナリズム)」です。 

皆さんは『腸内フローラ』という言葉を聞いたことはありますか?腸内フローラは、特に小腸から大腸にかけて生息しており、これらの様々な細菌がバランスをとりながら腸内環境を良い状態にしています。顕微鏡で腸の中を覗くと、それらはまるで植物が群生している「お花畑([英] flora)」のようにみえることから、『腸内フローラ』と呼ばれるようになりました。 


腸内環境を整えると様々な効果があります。 

・整腸効果:腸の働きが活発になり、便秘やお腹の張り、下痢などのお腹の不調が軽減 
・免疫力アップ:免疫細胞の多くは腸内にあるため、免疫力がアップし、風邪やインフルエンザなどのウイルス感染を予防 
・アレルギー症状の改善:免疫機能のバランスが整えられ、花粉症やアトピー性皮膚炎の症状を軽減 
・肌トラブルの改善老廃物を排出し、ビタミンを産生する事で、健康な肌を保つ 


この他にも、生活習慣病の予防やうつ症状を軽減するなどの報告もあり、腸内環境を整える事は体全体を整える事に繋がっているようです。腸内環境を改善する方法は、①食べ物で善玉菌を増やすこと。②善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖を摂取することです。 


実は、これまで無菌だと考えられていた子宮内にも善玉菌が存在することが2015年に発見され、翌年には善玉菌の細菌叢である子宮内フローラが乱れていると体外受精の結果が悪くなることが発表されました。 

子宮内フローラが乱れ雑菌が増えると、子宮内膜で免疫が活性化し、受精胚を異物として攻撃してしまう可能性が指摘されています。

そのため、腸内環境や子宮内環境を整えることが不妊治療でも重要になってくるということがわかります。 

子宮内フローラは超音波ではわかりません。当院では、子宮内環境を診るための検査としては子宮鏡検査やEMMA・ALICE検査があります。治療としては、状態に合わせて抗生物質や乳酸菌製剤・サプリメントなどをお勧めしています。 

「LUNA RHYTHM(ルナリズム)」は、乳酸菌や善玉菌を優位にするラクトフェリン、善玉菌の餌になるオリゴ糖が入ったサプリメントです。飲んでいる方からは、「体調がよくなった」「便通が良くなった」などの声が聞かれています。

「LUNA RHYTHM(ルナリズム)」はパッケージが新しくなりました。

ご興味ある方は、医師や看護師にご相談ください。

看護部
皆さんこんにちは、看護部です。

日が暮れるのが早くなり、涼しくなりだいぶ過ごしやすくなってきました。
油断して薄着で寝ると朝方寒くて目が覚めることがあります。服装も茶色や朱色等秋らしい装いも増えてきたように感じます。秋といえば、食欲の秋ですが、美味しい物を食べると幸せを感じます。


当院で採用しているビタミンDとDHEAについてご案内があります。
すでに処方されている方はお気づきかと思いますが、パッケージが変更になりました。 

ビタミンDはボトルからパウチに変更になりました。

ビタミンDは、近年、健全な妊娠や出産に大変重要な役割を担う脂溶性ビタミンであることが多くの研究で分かってきました。当院では初診私費採血にビタミンDが含まれています。

DHEAはボトルのデザインが変更になりました。
DHEAは、不妊治療においては、妊娠率の上昇、着床率の改善、流産率の低下、卵子の質の向上、などの報告があります。

内容量は変わりませんので今後ともよろしくお願いします。

何か質問がありましたらお声かけください。

                            看護部より
仙台では暑い夏が終わり、やっと寝苦しい夜から解放されつつある今日この頃、皆様いかがお過ごしですか。 

本日は、当院で行っているフリーラジカル検査についてご紹介したいと思います。
すでにたくさんの方にご利用いただいているのでもうご存じの方も多いかと思います。

当院では初診私費採血の中に含めさせていただいております。
これは採血で検査するもので、酸化ストレスと抗酸化力のバランスで健康度を測るものです。

ラジカル(活性酸素・フリーラジカル)はわたしたちの細胞や体内の代謝活動において作られ、生きるうえで必要なものです。しかし、以下のストレスで過剰に作られ、体がサビてしまします。
・ 激しい運動
・ 過剰なアルコール摂取
・ 喫煙
・ ストレス
・ 不規則な生活
・ 偏った食生活
・ 過剰な紫外線
などがからだをサビらせる原因になるといわれています。

呼吸をするだけで酸素を取り込んでいるので体が酸化することは避けられず、どんなに気を付けていても、大なり小なり酸化ストレスがあるものです。からだがサビたままですと、虚血性不整脈、心筋梗塞、高血圧などの心臓血管障害、急性胃粘膜障害、胃潰瘍、大腸炎、脂肪肝などの消化器疾患や認知症、糖尿病、しわ・しみなど様々な原因となります。

そういった酸化ストレスを打ち消し、身を守ってくれるのが抗酸化力です。これは正しい食生活や抗酸化食品、適度な運動習慣、良質な睡眠などで抗酸化力を高めることができます。
食品としては、
緑黄色野菜(パプリカ・パセリ・ブロッコリー・青菜類など)、フルーツ(キウイフルーツ・いちご・かんきつ類など)に含まれるビタミンC

植物油(ひまわり油・やし油・べに花油など)、種実類(ごま・アーモンド・ピーナッツなど)に含まれるビタミンE

プルーン・りんご・赤ワイン・コーヒー・緑茶・紅茶などに含まれるポリフェノール

海藻類(わかめ・のり・昆布など)、魚介類(桜えび・うるめいわしなど)、納豆などに含まれるミネラル類

緑黄色野菜やフルーツの黄色、オレンジ、赤色の色素成分。パプリカ、トマト、ホウレンソウ、ミカンなどに含まれるカロテノイド
ちなみに赤パプリカは特に抗酸化力が強いといわれているのですが、宮城県はパプリカの国内生産第1位なんですよ!

そのほかにも、抗酸化力を高める生活として、
・皮膚細胞でも活性酸素がつくられるため、紫外線をふせぐこと
・ストレスを受けると一時的に血流が悪くなり、回復するときに活性酸素が発生するため、ストレスをためないこと
・激しい運動は、呼吸量が増えるため活性酸素が生まれやすくなるため、運動は軽めにすること
・飲酒すると、アルコールを分解するときに活性酸素が発生するのでお酒はほどほどにすること
・抗酸化物質であるビタミンを破壊する成分が含まれているのでタバコを控えること
ちなみにタバコを1本吸うと、1日あたりで発生する量の約10万倍もの活性酸素を体内に生み出してしまうそうです。

健康と妊活はイコールの関係です。健康あってこその妊娠ですし、不健康な体は生命の維持がメインになるので妊娠するための力は後回しになってしまいます。これを機にご夫婦ともに健康についてお考えいただければと思います。

当院では、初診でご来院いただいた女性に検査のご案内しております。ご希望であれば再検査や、ご主人様も検査を受けることができますので、ご相談いただければと思います。

看護部