患者さまの声

スタッフブログ

皆さんこんにちは。胚培養士の岸田(理)です。
暑い日が続きますね。出勤するだけで毎日汗だくになります。

さて、胚培養士は普段あまり外来に顔を出すことはなく、当院2階の培養室で一日のほとんどを過ごしています。
そのため、実は、院内でも謎めいた部署でもあります。
というわけで、今回は、培養士の1日をご紹介しようと思います。

7:30~8:30 (実は1番忙しい!!)
★環境管理★
培養室の温度・湿度や培養器が正常に機能しているか、卵子や精子を扱う場所を温めたり、培養液を準備したり…
朝1番に、培養室の環境が問題ないかしっかりと確認をしています。

もちろん夜中であっても、大事な受精卵が育っている培養器に異常があったときには、培養士にメール連絡がくるようなシステムも備えてありますよ!


★凍結受精卵の融解★
培養室に問題が無いことを確認すると、早速、その日に凍結移植する患者さんの受精卵を融かします。このときに受精卵の融解直後のお写真も撮ります。
凍結受精卵は朝に融かすので、移植のキャンセルやオプションの変更は前々日までにお願いしますね。
でも…もし、当日に急なキャンセルをしなくてはいけなくなったときには再凍結しますからご安心ください。

★受精卵の観察part 1★
前日採卵の受精確認、培養3日目に来院する患者さんの受精卵と移植の患者さんの受精卵を確認します。

★精液検査★
採卵患者さんの精液検査もこの時間に行っています。

8:30~9:00
★採卵★

採卵の患者さんにご挨拶に伺い、採卵が始まります。

★受精卵の観察part 2★
培養5日目、6日目の受精卵を観察して、凍結できるかどうかの判断をします。

「凍結受精卵の融解」と「受精卵の観察part1」は、8:30以降も行っていることが多いです。
おひとりおひとり、絶対に間違いがない様に何度も確認をしながら行っているので、とても時間がかかるんですよ~。

長くなりそうなので本日はここまで。次回に続きます!